『自傷』



剥いて、剥いて、剥き続ける。

血が滲むと場所を変え、爪を皮に食い込ませる。

踵の裏の『本当のワタシ』を認めたくない『表面の私』。

私は常にノーマルを演じ、陰でワタシを苛め抜く。

笑顔の私はワタシを踏みつけ、疼きを感じて私を保つ。

剥いだ後に皮が張ると、再び爪はそこを狙う。

ワタシを痛めつけている間、私は無心で落ち着いて、快感さえも覚えるのだ。

止めたいのだ!・・・・・・でも、止めたくないのだ…。


ワタシの疼きと悲鳴を足蹴にし、

剥きたい衝動に支配されながら、

普通の人を演じる私…。


敢えて、この詩で告白します。
タイトルの通り、私は今、自傷を止められずにおります。

平然と、普通の自分を演じながら、実は踵の裏の皮を剥きまくっているのです。
両足とも、足の裏は踵の部分全体が皮膚の入れ替わりが激しいので赤く変色しています。

夏はもちろんのとこ、冬も靴下は履けません。剥きたくて。


私は、こういう人間です・・・。
読んでくださった方に感謝いたします。