『千羽鶴』


1人の少女が死にました。
折りかけの千羽鶴残して。

原爆症にかかり、
余命もあとわずか。
その時、少女は思いました。
平和な世界を、
戦争のない世界を、
つづけてもらいたい。

少女は
一羽一羽 心をこめて
鶴を折りました。
けれども
千羽にならないうちに
少女は永眠しました・・・・・・。

平和な今日
その少女は銅像となり
ヒロシマの平和公園に立っています。